1994.9月 第2期販売(1994~1996)/実績6区画
残りの区画の販売を再開したが、公団及び当時の所有者に同意を得ることなく当初の販売想定者を勝手に変更し、県内県外問わず誰でも購入可能として売り出した。
販売パンフレット及び村内の立て看板には「宮崎文化村」の文字はなく、特別な「学園木花台」と称している。
また初期に配布していた小冊子「宮崎文化村ご入村のおすすめ」も配布されておらずさらに規約違反事例が増えた。
パンフレットによると「文化村内の建物は平屋または小屋裏2階建てに限定」されていたにも関
わらず、これを無視し平屋建て/2階建てエリアを勝手に設定して販売した。
当初の規約では「専有宅地内に駐車場の設置は出来ない」とされていたが無視して新築住宅に設置し始めた。
共有地内の既設駐車場16台分(各ポケットパークに2台ずつ)のみを共用することになると定
住者向け販売には大きな障害となるためである。
第2期購入者は定住者であるがこの時期に相次いで第1期所有者が手放し定住者は11名となる。
その後も積水ハウスは管理者としての務めを果たさず、専有地、共有地などの維持管理についても主導することなく放置状態が続いた。
定住者が多くなるにつれ自主的に自分の専有地周りを中心に維持管理を行うようになっていった。
平屋建て/2階建ての設定に関しても不公平とか規約に入れるべしとかいろいろな声も出て来た。
これらの根本的な問題の解決が急務となり規約改訂の話し合いが始まることになる。