分割希望区域の測量


3月10日、先に裁判長より専門家による測量を求められていたが、土地家屋調査士に依頼し、当方の分割希望区域「A案」で実施した。

3月12日、上記測量の結果について報告があった。 ①G空間情報による求積表②G空間情報重ね図 ③分割希望図及びその区画面積の3種の図面である。

*その測量結果についての調査士からのコメントでは「当時は平板測量なのかも知れないが数値が20㎝ほど違う箇所もある」とのことであった。            確かにその地点は他と比べ一桁違っており誤差範囲とは言えない数値である。   

*違っていると指摘された2箇所(境界プレート)には思い当たることがある。      解説するとそれらは専有地駐車場と共有地が接する地点であり、その場所では建築後10数年経てから積水ハウスによる専有地内駐車場新設工事が無償でおこなわれている。これは当初の設定では文化村30区画に対して共有地内に16台(8ブロックx2台)のみとし、専有地に駐車場は設置不可としていた。これは分譲対象を県外の企業、事務所等とし、小住宅別荘地及び保養所としての利用を想定していたため、定住者は考えず共用分16台のみで十分と考えたのであろう。が、バブルが弾けて売れなくなると積水ハウスは規約/コンセプトを変えることなく勝手に文化村区画の分譲対象を県内外の一般人誰でも可とした。そうなると共有地内16台だけでは駐車場が圧倒的に不足し分譲もままならないため、この規約を無視して新築住宅(5箇所?)に専有地内駐車場を設置した。が、既住民から「我々には何の説明もないがどういうことだ」「積水ハウス自ら規約違反をしている」「共有地内駐車場の奪い合いになる」「不公平ではないか」「利便性が・・・」とか様々な意見がでてきた。このため解決策として、専有地内駐車場を設置できなかった10区画には無償で1~2台分新設し、また違反状態の設置済み区画には工事代金を返却した。同時に共有地内駐車場を14台分増設して総数30台としたため、1区画1台ずつとなりそれぞれ使用者を確定した。長くなったが、なぜ境界プレートがずれているかというと、専有地には規約上駐車場不可であるので駐車場スペースは考慮していない→ところが上記の事情で作らざるを得なくなった→無理やり後付けではめ込もうとしたが十分なスペースが無い→したがって少々はみ出る場所も出る→積水の判断のみで境界プレートを設置/復元した→結果、ずれているということが今になって露見した。当日、自宅駐車場の設置/復元の現場を見ていたが、積水の担当者2名がメジャーで他地点との距離を測りつつ「なんか合わないけどどうしましょう。その中間にしとけ」などという会話をしていたのを「んん?」と思いながら聞いた覚えがある。したがってそのころ設置された駐車場の中にはこれらと同様の事例があると思われる。

 さらに境界標の件で指摘しておきたいことがある。それはコンクリート製の境界杭(12㎝角)が無い地点が2か所あることである。当初はきちんと存在したはずだがいずれも積水による工事で失われあるいは埋まってしまっているのか、今は確認できない。いずれも3m幅のフットパスに面する場所だが、1本は新築する際に地下から宅地に電源ケーブルが引き込まれていないことが分かったため、急遽ハンドホールから分岐して掘り進め埋設した。その時の工事は自宅前一帯で行われたため一部始終を見ていたが、その時の掘削場所に境界杭1本も含まれていた。もう1本の事例も新築時のことだが、本来専有地とフットパス舗装までの間は芝生を植えるべきだが、ところがこれをはがし幅いっぱい雑木に植えかえた。したがってフットパス舗装までの幅約80㎝はあたかも自分の専有地を拡げたようになっている。これもまた積水の業者による作業であるが、ここでも境界杭は確認できない。調べると境界標を勝手に抜いたり移動したりまた壊したりすると刑法に触れるらしいが、積水はどうせ共有地だからとこの辺安易に考えている節がある。これでは売買の時に困る/トラブる事例が出てくるのではと思うが、弁護士等専門家及び他の住民の意見を聞いてみることにする。

 ついでに言うが、専有地と共有地の境があいまいというか基準がないというかはっきり言えばあたかも自分の陣地を拡げている事例が5-6か所ある。上記の80㎝の事例は極端すぎるが、他にも積水が関わった場所があり、他住民もそれを見てあれがいいなら私もやろうとなっている。樹木を植えて境界線とするのであれば基本的にはその中心線上に植えるべきであると思うが…。    

 境界杭ではさらにもう1件おかしな場所があるので指摘しておきたい。やはりフットパスに接するところだが、専有地の角の隅切り部分にフットパスの舗装部があきらかに入り込んでいる凸部箇所がある。当時、近くにはハンドホールが2か所あったためこれを避けるようにフットパスを設置したと思われる。しかし、これは大きな問題であり、今はそれらハンドホールは使われず廃止されているのできちんと本来の境界に戻す改修工事をすべきである。

 積水は「境界」がらみだけでもこのように悪しき事件/事例を次々と作り続け、あげく「後は皆さんで話し合って決めてください・・・」と無責任を決め込み、また説明もせずに逃げて行った。一方積水と共にGG会を推進/共謀した幹部連中はどう説明するのか。今は彼らは言いたい放題状態だが、これらは裁判の中で徐々に明らかにしていくつもりである。

       


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